撮りたい景色に合わせて向かう場所を決めましょう。川沿いに輝く洪崖洞、建物を通り抜けるモノレール、二つの川に挟まれた高層ビル群など、重慶には見どころがたくさんあります。無料の川辺や丘の公園、展望台を使い分ければ、無理なくきれいな写真が撮れます。

洪崖洞洪崖洞
李子壩李子坝
枇杷山公園枇杷山公园
マップ · 観光スポット

嘉陵江の対岸から洪崖洞を撮る

嘉陵江の対岸から見た、ライトアップされた洪崖洞、千厮門大橋と行き交う船。
撮影 Renek78

ライトアップされた洪崖洞の全景をきれいに撮るなら、川を渡って対岸の江北嘴へ向かいましょう。重慶大劇院(重庆大剧院)の前の川辺からは、水面に映る光と建物の全体が正面に見えます。

地下鉄6号線の大劇院駅(大剧院)で降り、2番出口から地上へ出ます。川沿いの遊歩道を千厮門大橋(千厮门大桥)の方向へ歩きます。駅から撮影場所を決めるまで、20〜30分ほど見ておくと落ち着いて撮影できます。

手前に川を広めに入れ、画面の端に橋を配置すると、木造風の建物が崖に重なる様子がよく伝わります。水辺まで階段を下りずに撮りたい場合は、劇場横の平らな広場から眺めるのがおすすめです。

洪崖洞を間近から、橋の上から撮る

建物のすぐ下を通る嘉浜路(嘉滨路)からは、見上げる迫力ある構図で伝統的な飾りや屋根の重なりを撮れます。

上側の滄白路(沧白路)からは、千厮門大橋の歩道へそのまま歩いて行けます。屋根を上から見下ろす写真を撮るのに向いています。下から見上げるか、上から見下ろすかをあらかじめ決めておくと、長い階段を上り下りせずに済みます。詳しい歩き方は洪崖洞の歩き方を参考にしてください。

夜にライトアップされた洪崖洞の重なる屋根と、その下を通る川沿いの道路。
撮影 Suicasmo

撮影場所と道路の高さを地図に保存する

対岸から広く撮りたいときは、重慶大劇院の地図を保存しておきましょう。洪崖洞を近くで撮る場合は、目指す高さに合わせて入口を選びます。

撮りたい構図 保存する入口 地図アプリでの行き先
嘉浜路から見上げる 嘉浜路側、1階7号門 7号門の場所
上側から橋へ歩く 滄白路側、11階1号門 1号門の場所

徒歩ナビを使うときは、目的の門に設定してください。タクシーを呼ぶときも「嘉滨路」か「沧白路」をはっきり指定しましょう。同じ建物でも道路によって着く階が大きく異なります。

長江沿いのビル群を撮るなら龍門浩老街、二つの川が混ざり合う様子を撮るなら朝天門を保存しておくと便利です。高低差のある面白いスポットは重慶の8D街歩きでも紹介しています。

李子壩の列車は昼間に撮る

李子壩駅の下にある展望広場(观景平台)からは、マンションを通り抜ける地下鉄2号線のモノレールを撮れます。昼間のほうが、建物の開口部や線路がはっきりと写ります。

  1. 地下鉄2号線で李子壩駅(李子坝)へ行きます。
  2. 改札を出ます。
  3. 「观景平台」の案内に従って、道路沿いにある撮影広場へ下ります。

2026年は駅周辺で改修工事が行われているため、現地の案内に沿って進んでください。詳しい角度や運行間隔は李子壩の列車ガイドで確認できます。

広場の中央からやや後ろに立つと、建物と線路全体をきれいに画面に収めやすくなります。1本目の列車で構図を合わせ、2本目を本番として撮ると落ち着いて撮影できます。移動と撮影を合わせて45〜60分ほど見ておきましょう。

李子壩の住宅の中を通り抜けるモノレール列車。
撮影 Yumeto

龍門浩から長江沿いの街を撮る

龍門浩から見た東水門大橋と、ライトアップされた渝中の高層ビル。
撮影 B dim

龍門浩老街(龙门浩老街)は、長江の南岸、東水門大橋(东水门大桥)のたもとに広がる古い街並みです。瓦屋根やレンガ造りの建物の向こうに、対岸の高層ビル群がそびえ立つ景色を撮れます。手前に古い屋根を大きく入れると、歴史ある建物と近代的なビルの対比が際立ちます。屋外のテラス席があるカフェからも良い景色が眺められます。

地下鉄6号線の上新街駅から歩いて向かえます。タクシーを使う場合は、上側の路地入口か下側の川沿いを行き先に指定できます。下側の南浜路(南滨路)は歩道が広く、川沿いのビル群を一望できます。移動しながら川を撮りたいときは長江ロープウェイもおすすめです。落ち着いた茶館に寄りたい場合は古い街並みと茶館も役立ちます。

朝天門で二つの川の合流点を撮る

嘉陵江と長江が合流する朝天門とラッフルズ・シティを上から見た景色。
撮影 重庆轨交18

朝天門(朝天门)は渝中半島の先端に位置し、緑色の嘉陵江と茶色い長江が一つに交わる場所です。ラッフルズ・シティの足元にある屋外広場は無料で入れ、行き交う船や大きな橋を間近に見渡せます。地下鉄1号線の朝天門駅から直結しており、モール内で休憩しながら撮影を楽しめます。

手すり付近の人や船を画面に入れると、川の広大さがより伝わります。二つの川の色の違いは、季節や雨の量によって変わります。

有料展望台を景色で選ぶ

高い場所から見下ろしたいときは、見たい景色に合わせて一つ選びましょう。それぞれ場所や特徴が異なります。

WFC:渝中のビルと橋を広く見渡す

WFC展望台(WFC会仙楼观景台)は、中心部のビル群、橋、川を広く見渡したい人に向いています。料金は1人あたり約CNY 118 (≈ JPY 2,790 ≈ USD 18)です。重慶環球金融中心(重庆环球金融中心)の73〜75階にあり、屋内のガラス張りエリアと75階の屋外展望台から景色を楽しめます。

解放碑の近くにあり、住所は「民族路188号」です。LG階の入口から入ります。解放碑周辺の観光と合わせて高い場所からの景色を楽しみたいときにぴったりです。

雲端之眼:ロープウェイ近くの屋上で撮る

雲端之眼(重庆云端之眼)は、高層ビルの屋上ヘリポートから360度の街並みを見渡せる展望台です。Chongqing Eyeとも呼ばれ、料金は1人あたり約CNY 60 (≈ JPY 1,420 ≈ USD 9.0)〜70です。

長江ロープウェイの北側乗り場に近い聯合国際大厦(联合国际大厦)にあります。住所は「新华路201号」です。67階から入って階段で屋上へ上がります。ロープウェイに乗った後、空が開けた屋外で街を背景に写真を撮りたい人におすすめです。

ラッフルズ・シティ:二つの川を上から眺める

ラッフルズ・シティ探索艙(来福士探索舱·云端乐园)からは、朝天門と二つの川が合流する様子を真上から見下ろせます。チケットは大人1人あたり約CNY 128 (≈ JPY 3,030 ≈ USD 19)です。

住所は「接圣街8号」で、モールのL1階(嘉陵江側)から入ります。地上250メートルの連絡橋の中にあるL47階の展望台で、足元がガラスになった通路から朝天門を見下ろせます。料金をかけずに撮りたい場合は、地上の屋外広場でも十分に楽しめます。

無料の丘の公園で街の重なりを撮る

枇杷山公園:木々の間からビルを見る

枇杷山公園(枇杷山公园)は、入場無料の高台の公園です。舗装された山道を上がると紅星亭(红星亭)に到着します。洪崖洞のような川沿いの景色とは異なり、豊かな緑の向こうに高層ビルがそびえる重慶らしい立体的な風景を撮れます。

地下鉄1号線または10号線の七星崗駅(七星岗)から坂を上り、「枇杷山正街74号」の門を目指します。タクシーでこの門の前まで行けば、公園の外にある急な上り坂を歩かずに済みます。門から紅星亭までは公園内を少し歩いて上がります。

鵝嶺公園:庭園を見てから二廠へ下る

鵝嶺公園(鹅岭公园)は入場無料の庭園で、二つの川に挟まれた尾根から市街地を一望できます。地下鉄1号線の鵝嶺駅(鹅岭)1番出口から鵝嶺正街を歩き、「鹅岭正街176号」の公園入口へ向かいます。

公園を散策した後は、そのまま通りを下って鵝嶺二廠(鹅岭贰厂)へ向かうルートがおすすめです。古い工場を改装したアートな建物やカフェがあり、写真撮影にぴったりです。坂の下にある李子壩から回る場合は、タクシーで鵝嶺公園まで上がってから歩いて下ると、上り坂を避けられて楽に回れます。

きれいな夜景を撮るためのコツ

洪崖洞を撮る夜は江北嘴を選びましょう。長江沿いで二か所を回るなら、日没前に龍門浩のテラスで撮り、その後は南浜路へ下ってライトアップされたビル群を撮る順番がおすすめです。李子壩や丘の公園は明るい昼間に訪れると、夜に川を行き来する手間が省け、光のきれいな写真を撮れます。

日没の20分ほど前に現地へ着いておくと、空が青く染まる時間帯(マジックアワー)から撮影を始められます。街の明かりが灯っても空の色が残るため、バランスの良い写真になります。スマートフォンで撮影するときは、一番明るい建物を画面でタップして明るさを少し下げると、ライトの白飛びを防げます。手すりや壁にスマートフォンをしっかり固定して構えると、手ブレを減らせます。

参考資料と更新情報