武隆に1泊すると、天生三橋の雄大な景色を楽しんだ後も重慶への帰りを急がず、翌日に別の絶景を体験できます。初めてなら見どころは二つで十分です。2日目に峡谷か鍾乳洞のどちらへ行くか決めて、便利な宿泊エリアと移動手段を選びましょう。

天生三橋天生三桥
龍水峡地縫龙水峡地缝
芙蓉洞芙蓉洞
武隆南駅武隆南站
マップ · 交通

1泊すると、どんな旅ができる?

武隆を訪れるなら、まずは天生三橋の巨大な石橋を見に行きましょう。もう一つの景色をゆっくり楽しみたい人には1泊がおすすめです。細い峡谷と滝が続く龍水峡地縫か、地下の鍾乳洞が広がる芙蓉洞を組み合わせられます。

石橋だけが目的なら、日帰りでも回れます。夕方には重慶市内へ戻れるため、市内のホテルをそのまま利用できます。1泊2日は、写真を撮りながら歩きたい人や、地上の峡谷と地下の鍾乳石という違った景色を体験したい人に向いています。

日程を分けても、遊歩道の石段の上り下りは避けられません。段差をできるだけ減らしたい人は、階段を少なくする旅のガイドを参考に行き先を選びましょう。

2日目は峡谷と鍾乳洞、どちらにする?

見どころ 見られる景色 見学時間の目安 選ぶ理由
天生三橋(天生三桥) 巨大な岩のアーチ、広い峡谷、天福官駅 約3時間 武隆を代表する大迫力の景色を見たい
龍水峡地縫(龙水峡地缝) 細い峡谷、渓流、滝、崖沿いの遊歩道 約3時間 水と岩壁が間近に迫る遊歩道を歩きたい
芙蓉洞 照明に照らされた洞内、鍾乳石、石筍 約2時間(入口までの移動を除く) 峡谷とは違う地下の鍾乳洞を見たい

天生三橋:巨大な石橋の下を歩く

武隆の天福官驛へ向かう石段を下りる観光客
撮影 中国新闻社 (China News Service)

天龍橋、青龍橋、黒龍橋という三つの巨大な天然の橋の下をくぐり、そびえ立つ崖を見上げて歩きます。谷底には、古い宿場町を再現した天福官駅(天福官驿)があります。展望台から下る道や谷底の遊歩道には階段があり、見学には3時間ほど見ておくと安心です。

天生三橋と龍水峡地縫は、どちらも仙女山鎮の観光センターを拠点に行き来できます。二つの見どころが近いため、芙蓉洞を選ぶよりも移動が簡単です。

龍水峡地縫:渓流と滝に沿って進む

龍水峡地縫の狭い崖の間に流れる緑の渓流と、柵のある遊歩道
撮影 rheins

龍水峡地縫では、深い谷の底に透き通った渓流が流れます。垂直に切り立った岩壁沿いの遊歩道を歩き、間近に落ちる滝を眺められます。石橋の下の開けた空間とは異なり、細長い峡谷を進むコースです。こちらも階段が多く、足元が濡れている場所があります。

天生三橋の出口から龍水峡地縫へ直行するシャトルバスがあるため、体調に合わせて同じ日に続けて回ることもできます。無理なく歩くなら、初日を天生三橋、2日目を龍水峡地縫に分けるのがおすすめです。

芙蓉洞:地下の鍾乳石を見に行く

芙蓉洞の浅い水のそばに広がる鍾乳石と石筍
撮影 Brookqi

芙蓉洞では、ライトアップされた巨大な鍾乳石や石柱を洞内で見学できます。山上のリゾートエリアより標高が低い江口の近くにあり、二つの峡谷を結ぶシャトルバスでは行けません。車で移動し、ロープウェイに乗って入口へ向かいます。

ここで紹介するのは重慶市武隆区にある芙蓉洞です。湖南省にある古い町の芙蓉鎮(芙蓉镇)とは別の場所です。

1日目:午前に山へ向かい、午後は天生三橋へ

仙女山鎮にある武隆カルスト観光センターのガラスのピラミッドと前庭
撮影 Hugo LUC

午前の高速鉄道で、重慶東駅(重庆东)から武隆南駅(武隆南)へ向かいます。中国鉄路12306の予約画面では、この正確な駅名で検索してください。武隆南駅は、旧来の武隆駅(武隆站)とは別の新しい高速鉄道駅です。重慶東駅へ行くまでの時間や改札の保安検査、武隆南駅に着いた後の移動時間も計算に入れておきましょう。

武隆南駅に到着したら、観光シャトルバスかタクシーで仙女山観光センター(仙女山游客接待中心)へ向かいます。天生三橋と龍水峡地縫への起点となる施設で、さらに山奥にある仙女山国家森林公園とは別の場所です。

近くのホテルに大きな荷物を預けてから、景区専用のシャトルバスで天生三橋へ向かいます。午後をたっぷり見学に使い、夕方に仙女山鎮へ戻って夕食を取りましょう。観光センターに近いホテルを選ぶと、初日の動きがとてもスムーズです。

2日目:峡谷か鍾乳洞を選んで重慶へ戻る

A案:仙女山鎮に泊まり、龍水峡地縫へ

朝食後、観光センターからシャトルバスで龍水峡地縫へ向かいます。見学時間は約3時間です。見学後にホテルで荷物を受け取り、武隆南駅へ車やバスで下りて、夕方または夜の列車で重慶市内へ戻ります。

同じホテルに泊まったまま二つの峡谷を巡る、最も無理のない定番コースです。移動の手間を減らし、落ち着いて歩きたい人に向いています。

B案:天生三橋の翌日に芙蓉洞へ

天生三橋を見学した後は仙女山鎮で1泊します。2日目は車で芙蓉洞へ向かい、見学後にそのまま武隆南駅へ移動します。芙蓉洞は山上のシャトルバス経路から外れているため、車での移動時間をしっかり確保しましょう。

路線バスを使う場合は、武隆の市街地と江口で乗り継ぎます。初日の見学後に山を下りて武隆の市街地に泊まっておくと、翌朝の芙蓉洞へスムーズに向かえます。車を使う場合は、あらかじめ運転手と芙蓉洞への往復や駅までの送りを確認しておくと安心です。洞内の見学だけで約2時間かかります。

三か所すべて回るなら、先に宿泊数を決める

天生三橋、龍水峡地縫、芙蓉洞をすべて回るなら、前日の夜に武隆へ到着して2泊するのがおすすめです。丸一日を使ってシャトルバスで二つの峡谷を巡り、最終日に芙蓉洞を見学して重慶へ戻ります。

朝早く武隆へ到着し、初日を長く使えば、1泊2日でも三か所を巡ることは可能です。ただし二つの峡谷の見学だけで約6時間かかり、移動や待ち時間も加わります。到着が午後になる場合や、写真をゆっくり撮りたい場合は、見どころを二つに絞る方が楽しめます。

仙女山の草原(仙女山国家森林公園)を訪れたい場合も、峡谷の行程に詰め込まず、日程をもう1日追加して計画しましょう。

武隆1泊2日の宿泊先:仙女山鎮・市街地・江口

  • 仙女山鎮の観光センター周辺: 天生三橋と龍水峡地縫を巡るのに最適です。観光センターに近い銀杏大道(银杏大道)沿いで宿を探すと便利です。森林公園内の宿泊施設は、この観光拠点から離れています。
  • 武隆の市街地: 路線バスで芙蓉洞へ行く場合に適しています。初日に天生三橋を見た後、山を下りて市街地に泊まれば、翌朝に江口行きのバスへ乗りやすくなります。
  • 江口: 芙蓉洞のすぐ近くに泊まりたい場合に向いています。山上の二つの峡谷へ続けて行くには不便です。

2泊して車で芙蓉洞へ移動するなら、山上の仙女山鎮に連泊できます。路線バスを使うなら、2日目の夜に武隆の市街地へ宿を移すと便利です。

入場料と出発前の準備

大人向けの景区入場券と専用交通のセット料金は、時期によって変わります。

景区のセット券 3月〜10月 11月〜2月 セットに含まれる交通
天生三橋 CNY 155 (≈ JPY 3,660 ≈ USD 23) CNY 125 (≈ JPY 2,950 ≈ USD 19) 送迎バスCNY 40 (≈ JPY 950 ≈ USD 6.0)、天龍エレベーターCNY 45 (≈ JPY 1,060 ≈ USD 6.7)
龍水峡地縫 CNY 105 (≈ JPY 2,480 ≈ USD 16) CNY 85 (≈ JPY 2,010 ≈ USD 13) 送迎バスCNY 35 (≈ JPY 830 ≈ USD 5.2)、エレベーターCNY 15 (≈ JPY 350 ≈ USD 2.2)
芙蓉洞とロープウェイ CNY 150 (≈ JPY 3,550 ≈ USD 22) CNY 135 (≈ JPY 3,190 ≈ USD 20) 往復ロープウェイCNY 70 (≈ JPY 1,650 ≈ USD 10)

天生三橋の出口付近の観光カートは、道路工事のため2026年10月9日から運休しています。送迎バスの乗り場まで約800メートル歩きます。ガラスの展望台はCNY 40 (≈ JPY 950 ≈ USD 6.0)です。

三か所のセット券の合計は3月〜10月がCNY 410 (≈ JPY 9,690 ≈ USD 61)、11月〜2月がCNY 345 (≈ JPY 8,150 ≈ USD 52)です。天生三橋と龍水峡地縫の二か所ならCNY 260 (≈ JPY 6,140 ≈ USD 39)(冬期CNY 210 (≈ JPY 4,960 ≈ USD 31))、天生三橋と芙蓉洞ならCNY 305 (≈ JPY 7,210 ≈ USD 46)(冬期CNY 260 (≈ JPY 6,140 ≈ USD 39))となります。これに高速鉄道の運賃と駅からの移動費が加わります。

改札やチケット購入のためにパスポートの原本を忘れずに持参してください。見学中は大きな荷物をホテルのフロントに預けましょう。峡谷の遊歩道は濡れて滑りやすいため、滑りにくい靴を選んで歩きましょう。

参考資料と更新情報